老人ホームと蛍の光
キーワード:シルバーエンターテイメント
京都府の精華町でホタルの復活に取り組む「学研精華ホタルの会」(酒井修代表)のメンバー4人が5日夜、ホタル約20匹を持参して同町南稲八妻の特別養護老人ホーム「神の園」を訪問。入所のお年寄りは幻想的なホタルの光に見入っていた。
夜に外出する機会の少ない入所者に、昔は身近だったホタルの光を楽しんでもらおうと訪れており、今年で3回目。同会は卵からホタルを育て、町内の公園に放つ活動を続けている。
お年寄り約30人が集まった会場のホールでは、照明が落とされると、水槽の中からホタルが発する光が鮮やかに浮かんだ。同会のメンバーや施設職員が水槽を持ってお年寄りに見せて回ると、「昔はようおったなぁ」などと懐かしむ声が聞こえ、しばし幻想的な雰囲気に包まれた。
こういった幻想的な懐かしい風景は非常に面白い試みだろう。蛍を放つことが
QOLを高めているのは明白だ。きっと、老人ホームがいつもの老人ホームという
よりも昔懐かしい幻想的な場所になり、少年少女の時代の思いを取り戻したはず
だ。
懐かしい幻想的な空間。
そんな暖かいものを生む施策は他にどんなものがありますかね?