高齢者と生体認証技術
キーワード:健康・ヘルスケア
これからの時代のテクノロジーはテクノロジーっぽくない、のが
キーワードかもしれない、と個人的には思っている。テクノロジー
っぽいとそれは機械的で人間の生活のゆとりなどとは少しずれる。
そうではなく、自然な日常の中で、さりげなく技術が使われている
というのが本来なのだと思う。特に「訳のわからないもの」として
の機械はシニア層が嫌がるのは当然だ。そうではなく、通常の社会
性の中で技術が自然と入り込んでいるようなディティールへの拘り
がポイントになるだろう。
そう考えたときに生体認証技術というのは面白いかもしれない。
この技術を使えば、ドアに触れるだけ、で鍵がかかったドアが
開く。体内からの微量な電波を受け取るのだ。
こういった「さりげないサービス」は、高齢者のニーズにもあって
いるのではないか、と個人的には思っている。
「訳のわからない機械」ではなく、「実はすごい技術」。そう変換するために何が出来るだろうか?