縄文コミュニケーションの福田社長のホームパーティーに行く。
キーワード:シルバーエンターテイメント
世代間交流・・・。この言葉には非常に難しい課題があると
思っている。というのは、その言葉を使ってしまったときに
既にある種の不自然が生まれやすいからだ。
若者と高齢者の交流、を考えてみよう。その時、両者のアプ
ローチは往々にして「相手にある程度合わせる」になる。そ
うすると大抵は失敗する。
その状態は決して「両者が望んだもの」ではないはずだから
だ。お互いがお互い少しずつ無理をして成り立つものだから
だ。
では、どのようにすればいいのか。私は「全員プレイヤーの
発想」になることが出来ればいいのだ、と思っている。
縄文コミュニケーションの福田社長のホームパーティーに伺
った。そこには自然な形でそれが実現されていた。おそらく、
社長自身は「世代間交流」をしようとしてそうしていた訳で
はないはずだ。
しかし、そこには5歳の子供もいた。60歳の方もいた。逆に
ヒップホップの服装をした20代の人もいた。有名企業の取締役
もいた。音楽をうたう人もいた。料理人もいた。バーテンも
いた。蕎麦を打つ人、蕎麦を教えてもらう人、鬼ごっこで遊ぶ
子供。トランペットを吹く人。
全員が全員自然だった。
そして全員が全員輝いて見えた。
全員、2時間に一回程度自己紹介の時間を持つ。みんなの前で
自分のことを自己紹介する。その時、みんなは片手にビールを
持ちおいしい料理をつつく。
自然だった。そして、全員かっこよかった。そしていつの間にか
それは世代間交流だった。
全員が全員、プレイヤーだったのだ、と後で気付いた。
全員が全員、自分のことをしっかり自己紹介し、それが自然な形で
そのパーティーのコンテンツになっていた。しかも、おいしいビール
やおいしい料理をお互いに持ち寄り、自然とみんながこのパーティー
を盛り上げようとしていた。
素晴らしいことだ。自然と全員がプレイヤーになれる施策は
他にどんなものがありえるだろうか?