アメリカにおける年齢デジタルディバイド

キーワード:世界の事例

http://www.generationsonline.org/の中で、アメリカにおけるデジタルディバイドの現状が指摘されている。
データとしてまとまっているので取り上げたい。
65才以上の3450万人のアメリカ人では、22%だけがインターネットを使用する。
ソース: Pew Internet & American Life Project 2004
すべてのアメリカ人の15%が65才以上であるがすべてのインターネット
ユーザの4%だけが65才以上だ。
ソース:Pew Internet & American Life Project April 2003 –
The Evershifting Internet Population
ちょうど17%の、より69才のアメリカ人はインターネットを使用する。
ソース: Pew Internet & American Life Project 2004
65才以上のちょうど11%のアフリカ系アメリカ人はインターネットを使用する。
79%の65才以上の人々は、自分達がオンラインで行かないと言う。
ソース: Pew Internet & American Life Project April 2003
– The Evershifting Internet Population
2002年10月から2003年10月に、65才以上のシニアのオンライン数は760万人から
960万人までに25パーセント増加した。
ソース: ニールセン/NetRatings2004
38%の障害があるアメリカ人はオンラインに接続する。
ソース: Pew Internet & American Life Project April 2003
– The Evershifting Internet Population
以前の研究では、コンピュータを持たない理由は以下の通りだった。
47%は、そもそも関心がなく、彼らがコンピュータのどんな必要性も
持っていないと言った。
彼らが技術が好きでないと言った24%では、15%は、それが「複雑過ぎる」と言った。
「私はコンピュータの使い方を習うことができないくらい年です」と、13%は言った 。
「私はコンピュータが好きでなく、また技術を信じない。」と、5%は言った。
15%は費用の高さを指摘。
70才以上、14%は彼らがインターネット・アクセスに公立図書館を使用した
と言った。
ソース: Charles Schwab & Co., Inc., October 1998
今回の調査はそもそも、65才以上を中心に構成されており、非常に興味深い結果だ。
50才以上では、もはやデジタルディバイドはあまりなくなってきている背景を受けたもの
だと思われる。
しかし、日本においてもアメリカにおいても、65才以上の人と、それ以下の世代の人と
では明らかにデジタル格差がついてしまっているのは明白だ。そもそも、パソコンを
仕事で使う必要がなかった世代が多く、勉強することに意味を見出さない限り、
「47%は、そもそも関心がなく、彼らがコンピュータのどんな必要性も持っていないと
言った。」につながってしまう。
そのため、それは何に必要なのか?を端的に一言で説明出来ない限り、インターネット
とシニアの融和性は低くなる。「で、何がいいわけ?」その質問に一言で答える必要が
あるのだ。デジタルデバイドの最大の理由は無関心だ。逆にこの無関心層が関心を
示すくどき文句があれば、65才以上の47%のシェアを獲得できる。
あなたの最良の口説き文句は何だろうか?

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