料理、の有する「娯楽性」
キーワード:シルバーエンターテイメント
アメリカのシニアマーケティングで面白い報告がある。
アメリカの大手食品会社のブランドPillsburyがシニアの中でも「子供に巣立たれた
高齢者」をターゲットにして料理を「娯楽」として提供しだしたのである。
Pillsbury社はこう言う。
「我々は料理がこのグループを備えたポピュラーな娯楽であることに注目します。
10人のベビーブーマーのうちの9人(89パーセント)のベビーブーマーはレジャー期間
の間少なくとも時々料理することを楽しむ、という統計が出ております。」
そこに狙いをつけた。
まずは、Web site, www.pillsbury.comや、隔週のメルマガでおいしい料理プランを
紹介していくという。やり方自体は決して新しくはないが、その統計を元にした、という
点がおもしろい。原点の数値的データという着目点に戻りながらプロジェクトを進めれば
もっと面白いソリューションが生まれる可能性は多いだろう。
商品そのものをただ売るのではなく、その周辺データを洗う。商品のジャンルを
認識し、そのジャンルを調べることで光明が差すことも多いかもしれない。
それと今日はクリスマス。
最高の聖なる夜を迎えられることを祈ります。