台風がコミュニケーションを活性化。

キーワード:マーケティング

台風がすごい勢いで吹き荒れている。外を歩くと、雨が靴の中に
浸水してくる。台風23号は今年最大の台風である。
同時に最悪の被害をも出している。
   愛媛県では民家の裏山が崩れ、女性(二四)が生き埋めになり
   亡くなるなど長野、兵庫、岡山、鳥取、香川、徳島、愛媛、高知、
   福岡、長崎、大分、宮崎の各県で計二十四人が死亡、二十七人が
   行方不明。けが人は二百五十人を超え、今年最悪の台風被害となった。
   台風23号、今年最悪の被害
ここ、一連の台風は高齢者のエンターテインメントの一つであった観光地も
次々に破壊していっている。実に痛々しい。
北鎌倉の高野台では、よくハイキングなどが楽しまれているが
土砂崩れが起き、道を封鎖してしまっている。
又、横峰寺への遍路道が不通となった。
横峰寺では、ふもとの「せとうちバス横峰寺乗換所」近くの
京屋旅館の離れに臨時の巡拝所を設けて、納経を受け付けて対応を
図るが、県道142号も不通のため、車の場合、194号・12号を経由する
しかないようだ。
天気が悪く、外にいけないとき。を考える。
こんな悲惨な状況だが、そのときのエンターテインメントを考える。
ネットユーザーは、家に入ることを誓い、台風の移動の様子をリアルタイムに
見ながら、友達とその話題をメッセンジャーで話し、blogで公開し、
そのblogをSNS上で見た別の誰かがコメントを書く。
みたいな形である種のエンターテインメントを享受することが出来る。
もし、これがセンスフルな高齢者でこの状況が生まれたならば、
そのシニアは雨に関する昔の驚異的な体験談や雨に関する文学、
俳句、落語の話で盛り上がるかもしれない。
交流。
これがポイントであると思っている。非常時のエンターテインメントは交流で
あるのではないだろうか。雨の中、「雨は嫌だねえ」と語れる相手。
それが十人十色の会話の糸口となり、センスフルな会話にうながっていく
可能性を秘める。
人間と人間が同じ状況に置かれて同じことを話題にするとき、
それは会話の糸口だ。
会話をするのが非常に簡単になる。
言ってみれば、コミュニケーションが活性化する!
アクティブシニアは「はは、台風の奴、又、来やがったかい。」と豪快に
笑い飛ばしながら、仲間を連れて「お互い大変だけど、がんばろう」と慰め
励ましあう。
高野台は自治体の努力で道の封鎖が3日で直ったようだ。今日の台風のあとも
きっと力を合わせてすぐに復旧するだろう。
人間と人間のつながりというものがいかにパワーになるか、を思い知った。
台風なんて恐れるものなど何もなし!
ただ、台風を笑い飛ばして久しぶりに近所のあの人、あの友達と交流をしてみようではないか。

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