Forcesってなんぞ?個別要件のテンプレートにパターンカタログのフォーマットを組み込んでみた
曖昧さを残さずに要件定義できてますか?
要件が曖昧だと、想定外の成果物が仕上がったり成果物が完成するまでの
コミュニケーションにやたらと時間がかかったりします。
そういったことを防ぐために個別要件を定義する際に利用するテンプレートを作ってみました。
パターンテンプレート
Learning Patterns , Presentation Patterns などで利用されている
パターンのテンプレートを流用させていただくことにしました。
- Context
- Problem
- Forces
- Solution
- Actions
を元にします。
Context
どのような状況を前提としているかを記載します。
Problem
解決すべき問題を記載します。
Forcesに比べると抽象的な内容です。
Forces
問題の背景にある具体的な要因を列挙します。
Solution
問題を解決するための解決策を記載します。
Actionsに比べると抽象的な内容です。
Actions
解決策の具体的なアクション
おまけ
そして、コスト・ベネフィットの判断用の項目も追加することにしました。
これによって、各要件の優先順位を決めやすくなります。
この内容をもとに waffle.io のかんばんで優先度順に並び替えることで、
必要なものから実装できるようにします。
テンプレートのフォーマット
## :earth_asia: Context
与えられた状況 => プロダクトオーナーが記載
## :warning: Problem
解決すべき問題(抽象的な概要) => プロダクトオーナーが記載
### :heavy_check_mark: Forces
解決すべき問題(具体的な内容) => プロダクトオーナーが記載
* 問題 1
* 問題 2
* 問題 3
## :smile: Solution
解決策(抽象的な概要) => プロダクトオーナーが記載
### :runner: Actions
解決策(具体的な内容) => 開発者が記載
* Action 1
* Action 2
* Action 3
## :moneybag: コストパフォーマンス
コストパフォーマンスについて特記すべき内容があれば記載 => プロダクトオーナー、開発者が協力して記載
### :weary: コスト
この仕様を実現するのに必要なコスト => 開発者が記載
- [ ] 大 - それ以上かかる
- [ ] 中 - 1週間以内で対応可能
- [ ] 小 - 1日以内で対応可能
### :smile: ベネフィット
この仕様を実現したら発生するベネフィット => プロダクトオーナーが記載
- [ ] 大 - 大きなベネフィットが見込める
- [ ] 中 - ベネフィットが見込める
- [ ] 小 - あまりベネフィットは見込めない
ちなみにベネフィットの部分は実はもうちょっと違う形にしているのですが、
内部の業務に関わるものなので抽象的なものに差し替えました。
Preview
メモ
今回参考にさせていただいたLearning Patterns , Presentation Patterns ですが、
とても興味深い内容なので、おすすめコンテンツです。