AWSを使ってJavaアプリを作ってみました

キーワード:AmazonWebServices , TechBlog , クラウドサーバー

AWSを使ってJavaアプリを作ってみましたJavaを使えば、サーバーでJavaアプリを動かしてみたり、サーバーとJavaを使ったAndroidスマホをプッシュ通知等によりサーバー連動したり、様々なことができます。そこで今回、AWSの環境下でJavaアプリを作って動かしてみることにしました。まずはサーバーでJavaアプリを動かしてみました。次にサーバーとJavaを使ったAndroidスマホをサーバー連動させたPOSシステムを作って動かしてみました。あまり時間もかからず簡単にアプリを動かすことができました。

目次
1. AWSの環境設定
2.サーバー連動したJavaアプリの開発
3. まとめ

1.AWSの環境設定

 私はAWSに加入し自宅に開発環境を構築して、様々なソフトウェアを開発しています。
今回はAWS環境下においてJavaアプリを作ってみました。まずはインストール作業を行い、Javaのウェブ表示を行いました。次にサーバーとJavaを使ったAndroidスマホをサーバー連動させたPOSシステムを動かしてみました。
 Javaを開発するにはEclipseを使ったり様々な方法がありますが、私のクライアント端末はNetBeansを使って開発していますので、今回はNetBeansを使ってのJava開発方法を紹介します。
まずはNetBeansを起動しリポジトリでクラウドを追加しました(図1)。次にAWSのIDとアクセスキーを入力するとAmazon Beanstalkが追加されます。プロトタイプの新規作成で、サーバーをAmazon Beanstalkにし、Javaのバージョン等を入力します。以上で手続き完了です。これだけでサーバー上にJavaを開発できます。非常に簡単です。
 AWSの管理ツールを開くとデプロイされています。ブラウザに文字を表示するだけのシンプルなアプリを作り、ビルドが上手くいけばアップロードします。ブラウザに文字が表示されればサーバー上のJavaアプリが起動されており完了です。

クラウド追加

(図1)クラウド追加

2.サーバー連動したJavaアプリの開発

 次はサーバーとJavaのAndroid端末のサーバー連動です。まずスマホ側の環境を構築します。Android SDKをダウンロードします。NetBeans用のAndroidをプラグインし、ロケーションを指定します。次にキーファイルを登録し、Androidの端末認定です。以上で手続きは完了しました。
 これで、プロジェクト開始でアプリを作れます。私は以前スマホをPOS端末にする、お店の注文受付アプリを作ったことがありますので、そのアプリを流用します。スマホ側は、Javaでお店のメニュー一覧画面・注文画面・サーバーへのオーダー送信画面・顧客情報画面・会計画面・マスターデータ取得画面・DB制御画面を作ります。サーバー側は注文データ管理用データベースとメニュー関連のマスターデータを登録します。以上ができればアプリは完成です。
スマホで画面を立ち上げるとサーバーへマスターデータのリクエストを行いますので、サーバーが応答し、スマホ画面にメニュー一覧が表示されます。スマホでメニューを選ぶとサーバーへ注文データが送信されます。このようにサーバーと連動した注文受付アプリが出来ました。

3.まとめ

 以上がAWSを使ったJavaアプリの開発です。サーバーでJavaアプリを動かしてみたり、サーバーとJavaのAndroidをサーバー連動させたりすることは簡単にできます。AWSはAPIやサンプルも多く非常に便利です。しかし、AWSはマニュアルが英語です。上級者はソースコードがあれば理解できますのでマニュアルは不要でしょうが、英語の苦手な初心者にはハードルが高いかもしれません。
 とは言うもののJavaは基幹言語ですので、どのような環境でもJavaアプリ程度は開発できるようにしておきたいものですね。

上へ戻る