スマホでの1位表示はPCでの1位表示より重要!?<順位別CTR最新版>

キーワード:SEO対策 , アプリレビュー , コンテンツマーケティング

誰もがSEOにより、検索結果で上位表示されることを目指しますが、その目的は上位表示されることにより、より多くのクリックを獲得することです。今回の記事は、米国のSEOコンサル企業であるSEOClarity が発表した、検索結果順位別CTRの最新情報についてお届けします。

結論:スマホでの1位表示はPCでの1位表示の2倍近く重要?

今回の調査結果の面白いところは、PCでの順位別CTRとスマホでの順位別CTRをそれぞれ取得し、比較したところにあります。その結果、
◎PC ・・・・ 1位CTR:19.3% 2位CTR:11.4% ⇒1.69倍
◎スマホ ・・・・1位CTR:27.7% 2位CTR:9.2% ⇒3.01倍

となり、PCでは1位と2位とでCTRの差が1.69倍だったのに対しスマホではCTRの差が3.01倍と、1位と2位のCTRの差は2倍近くの差が発生しています。

PCの方が結果を吟味し、スマホではウィンドウが小さいためあまり十分な吟味を行わずにより上位の検索結果をクリックするということは感覚的にも理解できますが、今回のようにデータとして明示的に示されると興味深いものがあります。

具体的なデータは?検索結果別CTR最新版

今回のデータは、googleウェブマスターツールのCTRのデータを用いています。期間は90日の設定で、様々なサイトにおける220万キーワードの検索結果におけるCTRをデータとして用いています。なお、ウェブマスターツールでは平均掲載順位が小数の形で表示されますが、小数第1位を四捨五入する形で掲載順位として表示しているとのことです。

早速、順位を見てみましょう。

【PCにおける順位別CTR】

【スマホにおける順位別CTR】

1位と2位の差もさることながら、注目すべきはPCの1位~10位のCTR合計が59.9%であるのに対し、スマホは67.3%とより差がある点です。これは、PCの10位以内CTRよりスマホの10位以内CTR方が高いということを示しています。

検索キーワードの内容により順位別CTRは変わる

今回の調査結果では触れられていませんが、検索順位別CTRは、検索キーワードにより大きく差が出ます。例えば会社名やサービスワードなどのブランドワードのような「訪問したいサイトが明確で、サイトにたどり着くためだけに検索を行う」ユーザーの割合が高い検索ワードにおいては、当然1位~3位といった上位のクリック率が高くなりますし、3つ以上の単語を含むようなテールワードにおける検索の場合は、1位に目的の情報が来ていないことも多いことをユーザーも経験的に知っているため、タイトルとディスクリプションを見ながらより下位まで検索結果を吟味するため、10位以下の検索結果でも、ビッグワードほどCTRが下がらない傾向となります。

検索ボリュームについてはadwordsやyahooのキーワードツールで調査できます。そのキーワードで○位になったときにどの程度の訪問数が期待できるのかを把握するためにも、これらの順位別CTRの感覚値を持っておくことをお勧めします。

データ引用元:SEO Clarity http://www.seoclarity.net/mobile-desktop-ctr-study-11302/

上へ戻る