サーバー連携したスマホアプリを開発する際に気をつけておきたいサーバー設定のアレコレ

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サーバー連携したスマホアプリを開発する際に気をつけておきたいサーバー設定のアレコレサーバーがあればプッシュ通知やチャットなどスマホとサーバー連携サービスを行うことができます。そこで、実際にダウンロードアプリやプッシュ通知アプリ等のスマホアプリを作り、サーバーの設定を行って、サーバー連携してみました。サーバーはなるべく安く抑えたいので、ワンコイン以内(450円)で済むNTTコミュニケーションズのcloudnを用いました。サーバーの設定にあたり、気をつけておきたいことをまとめています。ちなみに、面倒な設定についてですが、レンタルサーバーと同じように仮想サーバーも簡単に設定することができました。

目次
1. iOSとサーバー連携のお試しアプリを作ってみました
2. サーバー設定のアレコレ
3. まとめ

1.OSとサーバー連携のお試しアプリを作ってみました

 私のスマホはアップル社のiOSですのでスマホ側はObjective-Cで開発します。アプリはシンプルな、ダウンロードアプリとプッシュ通知アプリを実装します。
• ダウンロードアプリ
 ダウンロードアプリはスマホ側でサーバーのアドレスを入力すると、画像一覧が表示されます。ダウンロードしたい画像を選択し、ダウンロードをクリックしますと、サーバーからスマホに画像がダウンロードされるというアプリです。
• プッシュ通知アプリ
 プッシュ通知アプリは、まずスマホ側でプッシュ通知を受け取るように設定しておく必要があります。サーバーからスマホへプッシュ通知を送信し、スマホでプッシュ通知を受け取るアプリです。

2.サーバー設定のアレコレ

 図1のようにスマホ側のアプリは完成しましたので、次はサーバー側の設定です。
①ダウンロードアプリに対応したサーバー設定
 ダウンロードアプリと連携させるために、PHPをインストールします。正常にインストールされると、it worksが表示されます。次に画像をサーバーのpictureフォルダーに転送します。クライアント端末でサーバーのサイトを表示させた時に、画像が表示されるのを確認します。これで準備は完了です。スマホ側でサーバーのアドレスを入力すると(図2)、画像一覧が表示されます。ダウンロードしたい画像を選択し、ダウンロードをクリックします。そうすると、サーバーからスマホに画像がダウンロードされました

スマホのアプリ

(図1)スマホのアプリ


スマホからダウンロード

(図2)スマホからダウンロード

②プッシュ通知に対応したサーバー設定
 プッシュ通知を行うためには、サーバー側でMySQLとPHPの設定を行う必要があります。まずMySQLをインストールした後、MySQLを立上げ、テーブルを作成し、キー情報を入力します。MySQLの設定はそれだけです。
 PHPの設定は先程のダウンロードアプリで完了していますので、プッシュ通知を送信するために、PHPで画面を作成します。画面はシンプルに入力した文字をスマホに表示させるだけにします。
 以上で準備は完了です。スマホ側でプッシュ通知を受け取るように設定変更します(図3)。スマホ側の設定がオンになったら、PHP画面にメッセージを入力し送信します(図4)。すると、スマホにメッセージが表示されました。

スマホでプッシュ通知設定

(図3)スマホでプッシュ通知設定


PHPでメッセージ送信

(図4)PHPでメッセージ送信

3.まとめ

 以上、サーバーと連携したスマホアプリを開発する際に気をつけておきたいサーバー設定のアレコレを整理してみました。今回はダウンロードアプリやプッシュ通知等の簡単なアプリでしたが、サーバー側の設定は難しくありませんでした。チャットやプッシュ通知等でスマホとサーバー連携しているアプリは数多くありますが、まだレンタルサーバーを利用している人が多いように思えます。クラウドに移行しても難しくないので、あまり恐れることはありません。

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