SEOでますます重視されるサイトスピード。AWSとCloudnにサイトスピードの違いはあるのでしょうか。

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SEOでますます重視されるサイトスピード。AWSとCloudnにサイトスピードの違いはあるのでしょうか。Google等でキーワード検索する場合、サーバーの表示速度が違うと表示ランキングに差が出るのでしょうか。Googleはサイトの表示速度がランキングアルゴリズムの一つと公表しています。ただし影響は全体の1%にも満たないとも言っています。つまりランキングアルゴリズムの決定には影響因子が多数あり、速度だけでは決まりません。また各社のクラウドのサイトスピートもほとんど変わらないようです。結局、サイトスピードは早いにこしたことはないが、影響は少ないのではないでしょうか。したがって、※※社のサーバーを使えばランキングが上がったと言うことはありえないでしょう。

目次
1. サイトの表示速度はSEOに影響するのか調べてみました
2. サーバーの速度の比較
3. まとめ

1.サイトの表示速度はSEOに影響するのか調べてみました

 Google等でキーワード検索する場合、サーバーの表示速度が違うと表示ランキングに差が出るのでしょうか。Googleはサイトの表示速度がランキングアルゴリズムの一つと公表しています。ただし影響は全体の1%にも満たないとも言っています。つまりランキングアルゴリズムの決定にはドメイン・アーキテクチャー・コンテンツ・ペナルティ等多数の影響因子があり、速度だけでは決まりません。しかし、どうせクラウドに加入するなら価格が安くて速度が速い方が良いです。そこで、ワンコイン(500円)で利用できるAWSとCloudnのサイトの表示速度を比較してみました。

2.サーバー速度の比較

 AWSとCloudnのサーバー速度を客観的に比較したかったのですが、公開されているデータからは比較できませんでした。AWSは最安値のt2.microを対象としてCPU性能を調べましたが、クレジットを持っているとバーストが発動しCPU性能が向上するが、クレジットがなくなるとCPU性能がベースラインに留まるという説明で、客観的にはわかりません。メモリは1GByte、ネットワーク速度は不明です。Cloudnはスペックが記してありました。最安値のFLATタイプは、CPU性能が1.6GHz、メモリが512MByte、ネットワーク速度が1Gbpsです。
 そこで次に実証分析を行うことにしました。両社ともに導入事例がありますので、有名な企業は名称登録されている可能性があるため、あまり有名でない企業を選びGoogleで検索してみました。表示ランキングは、両社ともにほとんどが1位でした。1位でないのは企業名称が英語表記の場合です。検索時間も0.2~0.5であまり差はありません(図1)。

表示速度の実証分析

(図1)表示速度の実証分析

※順位が-は、企業名が英字表記のためランキング外となった

3.まとめ

 以上、サイトの表示速度がSEOに影響するのかという疑問と、サーバーの速度の比較について調べてみました。Googleはサイトの表示速度がランキングアルゴリズムの一つと公表していますが、その影響は全体の1%にも満たないとも言っています。つまりランキングアルゴリズムの決定には影響因子が多数あり、速度だけでは決まりません。
またAWSとcloudnの速度を比較してみました。スペックの客観的な評価はできませんでしたが、実証分析からして速度に差は無いと判断できます。
結局、大手企業のクラウドであれば速度に大差はないので、早いにこしたことはないが、SEOへの影響は少ないのではないでしょうか。したがって、※※社のサーバーを使えばランキングが上がったと言うことはありえないでしょう。SEO対策ならばブログの充実と言った日々の地道な活動が一番の近道ではないでしょうか。

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