どこにもいない高齢者。

キーワード:企画・調査

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世界の高齢者

高齢者は何歳からか。日本の内閣府が全国の60歳以上の
男女を対象にした調査で、「70歳以上」と答えた人が46
.7%と半数近くを占め、「75歳以上」が約2割あった。
高齢者の定義が徐々に高くなっている。
アメリカでも同じような調査があり、調査を行ったメット
ライフの成熟市場研究所によると、65才以上の回答者は、
高齢者は71才以上であると答えた人が60%いた。全ての
年代の回答者では、71才から80才が高齢者と答えたのが
32%、61才から70才の間が19%、81才から90才が18%である。
研究によると、より若い人々(18才から24才)でさえ、
高齢に対する考えを変えているという。その年齢層の59%は、
高齢を60才以上という。

高齢者の定義が変わってきている。アクティブシニアの出現が
原因だろう。高齢者=弱者の世の中から元気な高齢者である
アクティブシニアが出現してきている。その結果が上の結果で
あろう。
基本的に高齢者は自分の世代を高齢者と認識しない。自分たち
より少し上の世代を高齢者と定義する。しかし、今回面白かった
データは研究によると若者自身の高齢者への意識も変わって
きているということである。
社会が少しずつアクティブシニアの時代に慣れてきている。
認識を変えてきている。
その時代にどんなサービスが生み出せるだろうか?

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