妥協のない採用による企業理念が浸透した自律した組織の作り方

キーワード:TechBlog , 採用

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週1参戦要員tbpgr(てぃーびー)です。
2回目の勤務ですが、また驚きを得ることができたため記事化することにしました。

前提

私はSI’erの下請け(多重請負)など、反面教師的な現場を多数経験しています。
2次請けから7次請けまでよりどりみどり。
現在の所属企業のチームはクリエイターズネクスト同様恵まれた環境ですが、
過去の経験は不合理がまかり通る環境の連続でした。

目次

  1. メンバー
  2. Job Policyの読み合わせ
  3. 闇を見せる係
  4. 自律した人材と理念の浸透
  5. まとめ

1. メンバー

 本日(2015/06/26)は代表窪田、大学院生2名、大学生1名と私の5名での業務でした。
そう、彼らはまだ社会人ではありません。
特に大学生はジョインしたばかりです。
にも関わらず・・・

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2. Job Policyの読み合わせ

 クリエイターズネクストでは定期的にJob Policyの読み合わせを行います。
企業によって呼び方は異なると思いますが、企業理念・経営理念にあたるものですね。

以下、Job Policyです。

  1. CNXTに入社をしたということは社長が自分よりスゴい要素を見つけたということ。
  2. IT業界ではなく、情報産業。
  3. お客様のお客様を大切にする。
  4. 仕事を依頼する理由は相手のほうがスゴいから。
  5. ちょっとだけ変なものを作る。
  6. WEB サイトをつくるのではなく、ともに仕組みをつくる。
  7. 会議は最小人数で効率よく。
  8. 限られた時間内で最大限の成果を。
  9. アイディアを膨らませて、最後は数字に落としこむ。
  10. お客様とハイタッチする。

各項目の詳細については下記ページをご確認ください。
クリエイターズネクスト Job Policy

 今日は、窪田以外の4名で10項目のJob Policyの読み合わせを行いました。
1人1項目ずつ順番に読み上げ、その項目事体に関することや関連する話題を各自が話します。
各自が話す内容のレベルの高さに驚かされます。
まだ学生にも関わらず、しっかりと内容を理解し自分の見解や経験を的確に説明します。
そして、その内容を受けて窪田が感想を述べ、素晴らしい内容に対しては賛辞を送ります。
 企業理念を頭に入れ、賛辞を受けて自分の方向性が誤っていないことを確認し、
モチベーションも上がったタイミングで1日の業務に入ります。

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3. 闇を見せる係

 ここである問題が発生します。大学院生、大学生はこの恵まれた環境しか知らないため、
このJob Policyのような理念が無かった場合に起こるような負の現実への想像力が働きにくいようです。
ここで闇の経験値の高さに定評がある私の出番です。
例えば、

お客様のお客様を大切にする。

という項目。
分業制で部分最適化された現場などでは、お客様のお客様どころか
お客様を全く意識すらしていない場合があります。
いくつかの項目に関して、私の闇経験を惜しみなく解放しました。
彼らが今どれだけ恵まれた環境にいて、彼ら自身がいかに優れたことを
実行できているかを伝えました。

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4. 自律した人材と理念の浸透

 読み合わせ終了後、各自が業務に入ります。
大学院生2名が大学生をとりまとめつつ、自律して業務を進めています。
「お、これは!」と声が上がり窪田を呼びます。
彼らが自発的に発見した内容について窪田へ説明を行い、
ビジネス上の効果、さらなるアイデアについて報告を行いないながら企画を広げていきます。
ジョインしたばかりの大学生もアイデアフラッシュで活躍しているようです。
「これはすごい!よく見つけましたね!」と窪田の歓喜の声が響きます。
業務を開始してものの数時間で、ビジネスの鉱脈を掘り当てて企画の大枠を仕上げてしまっています。

Job Policyの1番目の項目

「CNXTに入社をしたということは社長が自分よりスゴい要素を見つけたということ。」

にあるように、理念に基づき妥協のない採用を行った結果、
各自は採用された時点で優れた能力を持っています。
そのため、各従業員が毎日代表窪田の想像を超える成果をもたらします。
これは会社の経営者として毎日が楽しくて仕方がないだろう、と思います。

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5. まとめ

 情報産業において、スピードは重要です。
限られた時間を有効活用しなければいけないことを理解し、
実際に行動に移すためにはそれ相応の思考能力と実力が必要です。
スピードを出すには、各自が自律して動く必要があります。
自律して動くには企業の理念を理解し、
特定領域については自身をもって任せられる実力が必要です。
素早く的確な判断を行うにはお客様のお客様が望むことを理解し、
数字に落としこんで考える必要があります。
これらを高レベルで行うことができる人材は限られています。
つまり採用が重要となります。
Job Policyの内容はどれも関連しあって高い効果を生み出します。

 これらの内容は、当たり前のようにも思えますが所属従業員全員が
全てのPolicyを実践できている組織がどの程度あるのか?
当たり前の内容を当たり前に守れる組織は少ないのではないでしょうか?
 また、こういった内容は、内部の人間が書くとわざとらしくなってしまいがちですが、
週1に1回しか参戦しない、外部企業に所属している私の目から語るからこそ
真実味が伝わるのではないか、と思っております。

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