彼らの持つインパクトはやはりすごい。AARP。世界最大の高齢者NPO組織で
ある。そのAARPが雑誌を出している。この雑誌は余生を徹底的に再構築しよう
とする紳士と婦人に向けた実践的なツールである。

この雑誌の特徴は50代バージョン、60代バージョン、70代バージョンの
3パターンがあることである。そして、それぞれの年齢に合わせた雑誌構成と
なっている。それぞれの発行部数、これが又、驚愕である。
50年代版:700万部数
60年代版:680万部数
70年代版:820万部数
そして、トータル部数はなんと！！！！
2200万部数である！
しかも、日本でイメージされるようなある意味では堅い感じの雑誌でもない。
その構成はユーモアに溢れている。日本の雑誌は、「ハイソサエティ」なものか、
「生活情報系」の二つが多く、あまりジョークは取り入れられていない。
そして、時に、雑誌は独り善がりな構成になりがちだ。
その雑誌はシニアマーケットを獲得しようとする人の独り善がりにはなっていないか？
本当にシニアはそれを楽しんで読むのか？
弊社では、これから先のトレンドをリードする｢ひこうき｣内のシニアをお招きしての
グループインタビューも行っている。info@cnxt.jpまでご連絡をー。