ボケを笑って告白。-高齢者会を良くする女性の会のシンポジウム全国大会の模様(1)-

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「いつぼけが来るか、という不安それ自体が妻に迷惑をかけていたところがあるんです」
なだいなださんは、高齢社会を良くする女性の会のシンポジウムの基調講演の中でそう語った。
しかし、ここからがなだいなださん流を感じさせてくれるところだ。ボケが来るかどうか、を心配するのではなく、なんといつのまにかボケを自慢するようになってきたというのだ。
「なんだ、おまえさん、ボケたボケたとは言ってもその程度のものか、私なんて最近・・・。」
のようにボケを笑いにしてしまうというのである。
例えば、チャック開けっ放しで歩いてしまっていたとする。これは、他人からするとかなりボケたなあ、
という感覚があることだろう。しかし、そこでもやはりこう言う。
「なんだ、おまえさん、ボケたボケたとは言ってもその程度のものか、私なんて最近チャックを開けないでしてしまうんだよ。ははははは。」
ボケを笑って告白できる。これは重要だ。逆にこれを知られまい、恥ずかしいことだ、と思ってしまうと
かなり神経質になってしまうという。
さらに例えば、高齢になるとどうしてもおならが出やすくなる。
それも大きな音で一発、ではなく、小さな音で何度も出るようになる、という。
特に運動をしているときはその傾向が高い。
しかし、これも仕方のないことだし、恥ずかしがることはない。
笑い飛ばせばいいことだ。そう考えると気が楽になってくる。
自分のネガティブになりがちな面にも積極的に笑い飛ばすという強い姿勢。
これはものすごいインパクトを持つ。ネガティブな面を恥ずかしいと思うと、
誰にも自分の姿を見せたくなくなり、終にはひきこもりになってしまう。
ボケを笑い飛ばせる姿勢でいこう。
ところで、なだいなださんは最近、ネット上のバーチャルな党、老人党を立ち上げてご活躍中だ。
今後の動向が気になる人である。

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