サライが第二回シニアに使いやすい商品大賞を発表した。気になる第一位は、
なんと、ソニー『こだわりCDラジカセ CFD-A100TV』 であった。
放送局名ボタンを押すことで、簡単にFM・AMラジオとテレビ音声の選局ができ、
ＣＤ再生と、カセット・テープの録音再生機能の付いた商品。「年齢に優しい部門」
で部門賞を受賞し、大賞に輝いたそうである。

前回の大賞はぺんてる『エルゴノミックス』で書きやすいという機能性が
重視されたものであった。

今回の大賞は前回のように「簡単」というお馴染みのキーワードに
「こだわり」というハイソサエティ感が加わっているようだ。
シニアの会話を聞いていると、「さりげない自慢」はやはり重要であるように
思う。さまざまなものを使いこなし、その上で「使える私」をアピール出来る。
それが重要なコミュニケーションツールになっているのだ。
今回の大賞受賞は、そのポイントが如実に出ていた印象を受ける。ただ、簡単に
使える・・・、というのはもちろん重要だが、それ＋口コミを生みやすいような機能、
が重要になってくるのである。
その製品はどんな口コミを発生させるだろうか？
そのストーリーを意識するべきかもしれない。