アクティブシニアの仕事のマッチング-seniorjobbank.com
キーワード:企画・調査
アクティブシニアは「ネガティブアプローチ」を嫌う傾向に
ある。例えば「あなたはもう年なんだから・・・」なんて最悪。
「そんな訳がない、まだまだ働ける・・・」という反応になる。
それなら働ける場所を作ってしまおう!という発想も生まれている。
シニアの仕事求人と仕事募集をマッチングするサイト、それが
seniorbank.comである。
これはメッセージとして「そうさ、あなたはまだまだ働ける」を
提示しており、非常に面白い。情報投稿に89ドルかかる、という
非常にシンプルなビジネスモデルだ。
しかし、こういったサービスは結局のところ、トラフィック勝負に
なってしまう。どれだけアクセス数が多いか、だけが勝敗を決定して
しまうのである。
とすると、いかにアクセス数を増やすかという議論になるのだが、
こういうマッチングサービスはそこが一番難しいだろう。
雇用者側をたくさん集めることが出来れば、仕事を見つけたい人を
大量に集めることが出来、両者がたくさん集まればビジネスは成功
する。しかし、雇用者をたくさん集めるためには仕事を見つけたい
人を大量に集めておかなくてはならない。
そこに矛盾が生じる。日本での成功例は雇用者側をはじめは無料にする
ことでたくさん集め、コンテンツ化してその後仕事を見つけたい人の
アクセスを増やしたfindjobが有名だろう。彼らは最初は無料だが、
アクセス数がしっかりと増えた段階で有料化にする戦略を実施した。
これはひとつの同じ順序が必要であることを指し示している。それは
ネット界成功の王道である。
それは、
1.コンテンツ
2.コミュニティー
3.ECサイト
という3つの順序で顧客を増やしていかなくては成功はしづらいという
ことだ。しかし、いきなりECサイトにしてしまうケースが何と多いこと
か。いきなりECにして儲かるサイトは大量のアクセス数が必要になり、
それはつまり大量のお金が必要になるということだ。そして、大抵、
そういうサイトには「愛」が無いのでお金を中途半端に「捨ててしまい」
結果的に儲からない。
しっかりとコンテンツを拡充する決意が必要だ。そうすると人は自然と
群がりそこで「これが欲しい」というニーズが生まれ、モノが売れる。
あなたはどんなコンテンツを書く決意を持っていますか?