おばあちゃまのおしゃれ研究所
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高齢者向け衣服デザイン製造のおばあちゃまのおしゃれ研究所(東京、武石麗子社長、0426・75・9649)は百貨店の催事場などを活用した営業販売を始める。従来のオーダーメード生産は大幅な販売増が見込めないことから、高齢者向け市場に関心を高めている百貨店などを活用し、知名度アップと販路の開拓を狙う。
横浜松坂屋(横浜市)とそごう八王子店(東京都八王子市)の催事場に九月下旬から約一週間、十平方メートル程度のブースを設置。ブレザーやブラウス、ズボンなどを展示販売する。
同研究所は背中が「く」の字に曲がり、既存の衣類を着るとたぶついて見えてしまう高齢者向けに洋服を製造している。高齢化社会の到来に備え、百貨店などは六十歳以上の高齢者向け市場に関心を寄せていることから販路拡大に役立てる。
あばあちゃまのおしゃれ研究所は二〇〇三年九月設立。〇四年八月期の売上高は二百五十万円を見込む。
(2004/08/25, 日経産業新聞)
すごい名前である。
おばあちゃまのおしゃれ研究所。
しかし、狙っている方向性は論理的である。
実は現在、高齢者のビジネスは「高齢者の中でも女性にターゲットを絞った方がいいのではないか」という風潮が見られる。
そのデータとしては「女性の方が精力的に外に出かけたりすることが多い」「女性の平均寿命が高い」という統計局のデータを参照したものだ。
今後このような面白いビジネスがどんどん増えることを期待する。