システムリプレース時にプロジェクトに名前とアイコンを割り当てる5つの理由
レガシーのシステムをリプレイスするなど大きな変更がある場合に
それぞれを区別する名前(コードネーム)やアイコンを与えていますか?
※プロジェクトのリポジトリを分けるくらいの大きなリプレースを想定しています
名前の有無
1. 明確に識別する
勤怠システム「ススムくん」をリプレイスする場合、リプレイス後も対外的には「ススムくん」のまま運用するとしても
開発用のコードネームがあるとどちらのシステムの内容を話しているか明確になります。
この際に「新システム」「旧システム」で呼び分けるケースもあると思いますが、
たまたま同時並行で他のシステムも新旧開発が進んでいたり、
実は「ススムくん」は先代からリプレイスされた二代目で、経緯を中途半端に知っている人からすると
旧システムの「ススムくん」を新システムと思ってしまうかもしれません。
2. 呼びやすさ
「新勤怠システム」「旧勤怠システム」と呼ぶよりも
具体的なシステム名で呼ぶほうが呼びやすいケースがほとんどでしょう。
当然呼びやすい名前の方がコミュニケーションが円滑になります。
具体的なシステム名の方が呼びにくいとすれば命名が悪いのかもしれません。
3. 期待感・愛着
特定の名前をつけたほうが新システム側への期待感や愛着が増します。
逆に政治的に過度の期待感を持たせないためにあえて特別な名前を付けない場合もあるかもしれませんが。
アイコンの有無
1. 識別のスピードを上げる
最近はGitHubやRedmineなどでプロジェクトを管理するケースがよくあると思います。
そういった際にプロジェクトを表すアイコンが無いとデフォルトのアイコンが表示されて、
一覧ビューや、チャットツールへの通知の際にプロジェクトを識別しにくくなります。
アイコンは文字情報よりもひと目で識別しやすいため、設定しておくと効果が大きいです。
2. イメージによる連想の支援
プロジェクトにアイコンが割り当てられている場合、そのプロジェクトを連想させるキーが増えます。
人の脳は文字による記憶以外にも、画像による記憶があります。
記憶のキーが増えることでプロジェクトのことを発想しやすい状態になります。
それは該当プロジェクトの情報を検索する時や、アイデアを出したい時に利点となるはずです。