タイムスリップする
キーワード:プロモーション
お菓子を食べるとタイムトリップしてしまう。そんな商品がグリコから発売された。
お菓子の付録に、「月刊平凡」「少年画報」など、かつての人気雑誌の超ミニチュア
サイズバージョンが付いており、昔の懐かしい時代を想起することが出来るのだ。
ミニチュア雑誌は、芸能やファッション、クルマ、学習、漫画など幅広い分野から
チョイスした全9種類+シークレットバージョン。それぞれの雑誌から、その時代
背景を色濃く反映した号を厳選し、記事はもちろん広告や折込みポスターなどの
付録までリアルに再現した。
カリッと青春のキャッチコピーで有名なグリコ。シニア世代の青春時代をチョコレート
という形で提供する。チョコレート2粒とミニチュア雑誌一冊で315円。この試みは
もはや、技術だ。昔の雑誌のミニチュア版というのは見ていてすごく面白いし、
コンセプトもいい。おそらく昔の印刷技術では出来なかったことを今の技術で実現
させている。
「単なる懐かしさ」に終わらない。それを可愛くデコレーションする。
今の技術をさらりと使う。この小さな時間旅行を楽しむ試みはブームになるのかもしれない。